多くの日本人を悩ます「肩こり」治療前の原因の見極めが症状解消の鍵

管理人 2017.12.02

男女ともに自覚症状の1位、2位を腰痛と争う肩こり。

あなたの治療院でも、肩こりが理由で来院する患者様も多いのではないでしょうか?
気温が低下していくこれからの季節は、肩こりで悩む人が更に増えるという統計結果も出ています。
また、近頃は大人だけでなく、スマホやゲームの普及から肩こりに悩む小学生も出てきています。肩こり人口は今後ますます増えていきそうですね。

ところで、英語圏には肩こりがないと言われることがありますね。
「stiff shoulders」や「stiff neck」がそれに近い言葉となるのですが、狭義の肩こりではなく、それぞれが五十肩(frozen shoulders)や首の寝違えとの境界が何となくあいまいです。
肩こりそのものを症状として捉えず、日本人が歩きすぎて足が疲れたからお風呂に入って循環を良くして足を休めるて解消するのと同じように、パソコンの前に長時間座って肩や体が硬くなったからマッサージを受けたりストレッチする、といった風に肩に凝りを感じたら放置しないですぐに対処する人が多いために、肩は凝るけれど「肩こりで悩む」ことが少なく、狭義の肩こりに相当する言葉が存在しない、という実情もあるようです。

世界的に見ると肩こりは日本を含めたアジア、東南アジア圏で多くの人が悩む症状であり、億単位の人が何とかしたい、何とかしてほしいと思っている症状ということになります。

そんな多くの人が悩む肩こり。
あなたの治療院にも毎日のように肩こりで悩む人が来ていることでしょう。

でも、肩こりを根本から改善して患者様から本当に喜ばれるには、肩だけを見ていては改善しないことが多いのです。
多くの人が悩むが故に多くの隠れた原因を持つ肩こりの、治療の仕方、原因の特定の仕方を探っていきましょう。

肩こりになる人が持つ特徴と肩こりを根本から治療する方法について

肩こりになる人の多くが、姿勢や体の歪みが原因となり、その結果「肩がこる」症状に悩まされています。
ですので、どこが原因で肩周辺の筋肉が緊張状態となっているかを最初に特定する必要があります。

例えば、肩こりで悩む人で猫背姿勢の人が結構いるのですが、デスクワークやスマホを操作する時の体の姿勢を想像してみてください。

操作が必要なので腕が前に出てどちらかというと下向きの姿勢になっているはずです。
この姿勢をずっと続けていると、大胸筋が縮まった状態で固まってしまいます。
その結果、肩甲挙筋や僧帽筋は伸びた姿勢を強いられることになり、結果肩こりに悩まされるのです。

肩こりに直接関係がある筋肉群が乗る肩甲骨の動きが悪くなる要因のひとつに、胸椎と肋骨、胸骨から成る胸郭の動きの制限が挙げられます。
肩甲骨と胸郭は健康胸郭関節で繋がっていますが、姿勢の歪みにより胸郭が歪み柔軟性が下がると肩甲骨の可動域も狭くなり、結果肩こりに悪影響を及ぼします。

そして、胸郭の歪みや可動域低下の原因となるものに、横隔膜の硬化や機能性の低下が挙げられます。

このように、肩以外の部分の問題が順番に連鎖反応を起こした結果、肩こりが発生しているケースが結構多いのです。

ですから、患者様ごとに肩こりを引き起こしている原因となっている箇所を最初に見分けることが、肩こり解消の最初のステップとなります。
例えば腹斜筋の左右の伸縮がアンバランスになると骨盤の向きにねじれが生じ、大腿筋の縮小によって骨盤が後転気味になります。

その結果として肩こりが発生し来院するという流れになります。

ですから肩こりを解消するためには、望診力や適格な検査能力が欠かせません。

望診力は感覚を磨き経験を積んでいく必要があるので一朝一夕で養われるとは限りませんが、検査スキルに関しては技術力や知識を身に付けることによって比較的短時間で身に付けることが可能です。

見落とし注意肩こりは隠れた病気や他の病気のサインであることも

肩こりで来院した患者様が、姿勢の歪みではない別の疾患で肩こりを感じていることがあります。
例えば、肝臓が疲れたり炎症から硬化や肥大を起こすと、すぐ上にある横隔膜に歪みが生じ、横隔膜の歪みが胸郭に影響を及ぼし、結果肩こりが生じるという流れです。

また、脳脊髄液減少症という髄液圧が低いままとなってしまう疾患があります。

この疾患の要因のひとつに、交通事故などにより硬膜から髄液が漏出しているケースがあるのですが、通常この疾患の主訴として挙げられる起立性頭痛が起こらず、ひどい肩こりを発症することがまれに起こるようです。

このように、内臓などの問題から肩こりが発症している場合は、病院に誘導することが必要です。

肩こりは肩だけではない全身のバランスの問題と考える

肩こりを解消して患者様から本当に喜ばれるには、肩の緊張をほぐしてその時だけ楽になってもらうのではなく、体全体のバランスを見直して、どの部分が肩こりを引き起こしている根本要因となっているのかを見極めることになります。

そのためには、体全体レベルの幅広い知識と、確実に患者様を治癒に導く技術が必要です。

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